The King's Museum

ソフトウェアエンジニアのブログ。

The Cat Ate My Source Code【The Pragmatic Programmer】

明けましておめでとうございます。 2017年もすでに10日ほど経過してますが…。

一年半くらい書いてきた Effective Java シリーズが終わってしまって、イマイチ継続的にブログを書く感じにならない。 やっぱり、何かをシリーズ化してノルマにすることがブログを継続するコツですね。習慣付いてるとシリーズ以外のネタを書くことへの心理的障壁も下がるし。

The Pragmatic Programmer

以前から The Pragmatic Programmer は一度読んでみたいと思っていた。ちょうど rebuild で話題になってたし、これを読んで1章ずつまとめてみようと思う。rebuild では「古い部分が多い」という話だったので、なるべく「今ならどーするか」みたいな話を入れていきたい。

rebuild.fm

The Pragmatic Programmer は日本語版が pdf で読めるようになってるんだけど、残念ながら Kindle にはなかった。今回は、英語の勉強も兼ね原著を読もうと思う。(しかし、Kindleで4000円は高いと感じてしまうな…)

The Pragmatic Programmer: From Journeyman to Master

The Pragmatic Programmer: From Journeyman to Master

The Cat Ate My Source Code

1章は Take Responsibility について述べてる。簡単にまとめると、

  • Take Responsibility しろ
  • 失敗と無知を認めることを恐れるな
  • クソな言い訳をするな
  • 失敗した時のために対案をもっておけ
  • 無理なら断れ

というところか。言ってることは至極真っ当である。うんうん、そうだよね。誠実さ。大事だよね。

でも、ここにたどり着くために実践するべき日々の行動をもう少し書いてくれれば、と感じた。あるべき姿だけ書かれていると大抵の人が「うんうん、そうだよね。誠実さ。大事だよね。」で終わってしまうわけだ。たとえば、「アクション:明日から自分のミスを毎日一つ書いて同僚と共有してみよう!」のように書いてあると少し違うのではないか。

こういう点は『Soft Skills』の方が手厚い印象を受ける(同じく『情熱プログラマ』も)。『Soft Skills』だと、"Chapter 10. Being a professional" でまさに同じことが書かれているし、取るべきアクションについても書かれているし。

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

もちろん、『Soft Skills』や『情熱プログラマ』は The Pragmatic Programmer に多くの影響を受けている、と明確に書かれているので、元ネタを基にしてさらによい方法で書かれているのは当然なのだろうけれど。

そして、まだ一つしか読んでないのでこう判断するのは早いのかもしれない。もしかしたらこの後に出てくるのかもしれないし。

次章は "Software Entropy"。

(c) The King's Museum