The King's Museum

ソフトウェアエンジニアのブログ。

I'm not so smart as I thought I was

今更ながら以下の記事を目にした。

 
 
君がAを取りつづけていたのは、勉強したからか、教科が簡単だったからだ。 それが初めてBを取ってしまったのは、理解することに慣れすぎて、ちょっと手強い問題に 出会った時に、どうすれば良いかわからなかったからだ。 多分君は早いうちに、新しい情報を素早く獲得して処理する、知的ツールをこしらえたんだろう。 けれど君はそれからずっとそのツールだけに頼ってきて、それがうまく使えなかった時に 代わりに使えるような良いツールを身につけることを怠ってきたんだ。 
なんだか、身に覚えのある話だな〜と思った。
 
大学時代、課題を素早くこなしていい点数を取るためのノウハウは持ってたので一番の位置にいたわけだけど、会社に入って世界が広がるとそういうノウハウだけじゃ通用しなくなってた。
 
そもそも通用しなくなってたってことに素直になれたのはここ半年くらいの間だろうか。今思えば就職してからそんなによい結果を出せてなく、さらにいえば評価も高くなかったように思う。
 
幸運にも今の職場で優秀な人たちの仕事ぶりを目の当たりにして、とりあえずチケットをすばやくこなして得点を取るみたいな姿勢よりも、課題の裏にある問題自体を理解することが重要なんだと気づくことができて、新しいツールを手に入れられたのかなーなんて思う。
 
腰を落ち着けて、チケットを読み直して、何が問題だったか考えて、Google で調べた先のドキュメントを頭からちゃんと読んで、そのコードは問題を正しく解決しているか?を問い、修正して、クローズして、正しい方法だったかを再度検証してみる。
 
この姿勢になってからなんというか見える世界が少し広がったように思う。同僚に「〜番のチケットの相談なんですけど」という時に同じような姿勢をとっていると、意外といいアイデアが浮かんで「これでいけそうですね」となることも多くなった気がしている。
 
また、いつか壁にぶつかった時はこの記事を見て希望が持てることを期待しておこう。
 

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