The King's Museum

ソフトウェアエンジニアのブログ。

子育てエンジニアの一日(朝)

いつもとは志向を変えて自分の一日について書いてみる。

自分はソフトウェアエンジニア。結婚していて子供がいる。子供は一歳で、奥さんは働いている。いわゆる共働き家庭だ。

そんな人間のある日の一日。

07:00

起床する。子供はまだ寝ている。顔を洗い、髭を剃り、寝癖を直す。このタイミングでお風呂は洗っておく。夜帰宅したらすぐにお湯を張りたい。独身時代は毎朝シャワーを浴びていたけれど、いつのまにか辞めてしまったな。

次は子供のご飯の準備。ご飯は準備が簡単なものだ。火を使って調理したりはしない。並行して子供の服を選び、保育園の荷物を準備する。荷物はオムツ3枚、その日の着替1セット、エプロンとお手拭きタオル2セット。

子供を起こす時間だ。7:30。テレビをつけて教育チャンネルにしておく。幸い子供の寝起きは悪くない。5分ほど声をかけていると目覚めて自分でベッドを抜け出してくる。機嫌よくテレビを見始めるので、その間に服を着替えさせる。

子供にご飯を食べさせる。最近は自分で食べてくれるのでだいぶ楽になった。しかし、遊ばないように監視はしておかなければならない。彼は遊びたい年頃だ。監視を継続しつつ自分もご飯を食べる。一緒に子供ともぐもぐする。

奥さんは家を出て仕事に向かう。

08:00

8時になる頃、子供がご飯を食べ終わる。テレビでは『お母さんといっしょ』が始まる。洗濯が終わるので洗濯物を干す。雨の日は浴室乾燥機を使わなければならない。風呂に干す必要があるのでやや手間がかかる。洗濯を干し終わったら皿洗い。食洗機が欲しいとも思うが、賃貸なので設置するのは難しい。

子供のトイレの時間だ。子供をトイレに連れて行く。5分くらいでばっちりトイレしてくれるので助かる。子供の手を洗い、リビングに帰らせ、トイレを片付ける。褒めることを忘れてはいけない。トイレが上手にできたことを褒めちぎる。同時に自分の歯磨きもしておく。

8時半過ぎには家を出なければならない。それまでに少し時間があるので、英語の勉強をする。実際にはこの表現は間違っている。英語の勉強をしたいので少しだけ早めに起きて時間を確保している。子供に邪魔されつつも、なるべく集中するように努力する。

08:30

8時半だ。子供に靴下を履くように言う。いつのまにか自分で靴下を履けるようになった。靴下入れから靴下を取り出し、思考錯誤して靴下を履いている。なんとか履き終わって嬉しそうにしている。かかとの位置があってないので直してあげる。

出かける準備が整った。Evernote にメモした朝の家事チェックリストを確認する。暖房が付けっ放し、生協の箱を出したり忘れ、連絡帳の置き忘れ。過去に犯したミスがメモしてある。二度とやらないようにとメモしているのだが、それでも忘れ物をすることがある。人間は不思議だ。

家を出た。駅前の保育園に連れて行く。都心生活者の例に漏れず、我が家も保活戦争に巻き込まれている。0歳の早い段階から会社の近くの無認可保育所に電車通園し、ポイントを稼いだ。その甲斐あって今年度から最寄駅の保育園に通わせている。しかし、認可保育所ではなく小規模保育である。3歳になるタイミングで退園しなければならない。我が家の保活に終わり見えない。

保育園に着いた。子供の靴と靴下を脱がせ、荷物をロッカーに入れる。子供の体温を測り、熱がないことを確認する。もちろん、家でも測っているが改めて測りなおす。ここで 37.5 度以上の熱があると預かってもらえない。こういう場合は自宅にトンボ帰りし、会社を休まなければならない。過去、トンボ帰りしたことは4〜5回ある。

子供との別れを惜しむ。が、子供が別れを惜しむことはほとんどない。登園してすぐおもちゃで遊び始めている。こちらのことなど気にしていない。我が子ながらたくましい。0歳の早い頃から保育園に預けているからだろうか?「〇〇くん、ほらお父さんがバイバイって言ってるよ〜。〇〇くんはクールですねー。」と先生にフォローされながら、保育園を後にする。

09:00

さぁ準備は全て終わった。レディトゥーゴー。しかし、すでに一仕事を終えたような達成感に包まれている。そのままどこか遠くにいってしまいたくなる。しかし、そんな度胸は私にはない。そそくさと会社に向かう。今日も電車は遅延している。

長くなったので次回に続く。

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